broadstation

アクセスカウンタ

zoom RSS グラン・トリノ

<<   作成日時 : 2009/05/13 02:59   >>

トラックバック 0 / コメント 0

画像



およそ、「衝撃のラスト」などという類のうたい文句は、
真に受けないほうがよいと思うけれど、
この映画のチラシに書かれている
「映画史上、最も優しい衝撃のラスト」
というフレーズは・・・・・真実だ。

そう 私も、ラストの衝撃に打ちのめされてしまった。


老人と若者の心の交流といえば、名作「ミリオンダラーベイビー」とも類似するが、
本作はもっとシンプルで、ヒラリー・スワンクやモーガン・フリーマンらの名だたる俳優もいない。
しかし、描かれる世界は、豊かで味わい深い。


主人公ウォルトは
偏屈  頑固 人種偏見者 独りよがり
歯に衣着せない毒舌と、人種に関する侮蔑的発言を繰り返す。
子供たちも、そんな父親にへきえきしている。

あ、こう書いていると、とんでもなく暗い映画のように思わせているかも知れないけれど、
決してそうではなく、ウォルトが隣に引っ越してきたアジア系モン族の家族と、
偶然の成り行きでしだいに交流していく過程は、ユーモアもあり、
唯一心を通わせているラブラドールの愛犬デイジーとのシーンは心なごむ。

また将来の展望が見えないタオ少年に、
ウォルトがメンター(人生の師匠)の役割を担うようになるところは、感動的でもある。


そんな、彼の生き方と行動を通じて、伝わるのは、
偏見や差別はありながらも、他民族を受け入れて発展してきた自由なアメリカの姿だ。
その祖国には、マネーゲームなどではない、汗を流しての労働があり、
正義とフェアな精神があったのだ。



この作品で、イーストウッドは俳優業は終える、と言われている。
監督として、このあとどれだけ素晴らしい作品を、われわれに見せてくれるのだろうか。
できれば、俳優としてもしばらく見たいとは思うが。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
グラン・トリノ broadstation/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる